石橋美術館に行ってきたよ

金閣銀閣の寺宝展 雪舟等伯宗達、そして若冲」の特別展、若冲展示が会期前半だけということなので慌てて行ってきました。たまたま前日に別件で連絡を取ってた友人が、昨年から絵描き復活したよとか言ってたので誘ったら乗ってきたので、一緒に。

絵は全然詳しくなくて知識もないから、単純に、見てきれいだなー程度に楽しんでます。いちおう日本画の、空間を活かした構図やデザイン性の高いところが好みっぽいです。描いてあるもの以上に奥行きがあって、いろいろ考える余地があるというか。若冲は画面構成のバランス感覚が絶妙で、色味が鮮やかで、ちまちま描き込んでて、画題も不思議だったりするところが好きかな。今回の展示は水墨系が多かったけど、どこをどうやったらこの配置のアイデアがでてくるんだろうと。

館内は別行動のつもりでしたが、友人から声を掛けてくれたのでちょこちょこ話をしながら回りました。友人は油彩をやるので、画法や海外の画家からの影響などを説明してくれて、これまで洋画の静物や風景の良さをまったく感じていなかったけれど、ちょっと興味が持てるようになったかな。洋画は、描いてあるそのものを切り抜いてるだけで想像が入り込めないから一回見たら終わりな気がしてたんだよね〜。

青木繁坂本繁二郎は、印刷物だと彩度明度がアゲアゲになってるようで、実物はもっとペールな感じで、自分的には実物のほうがより好みな色合いでした。「海の幸」の額が魚モチーフだったこと、「わだつみのいろこの宮」のおねえさんの頭にウミウシみたいな角を発見したことで、めっちゃテンションがあがりました。現物を見て初めて気付くことってあるよね〜。古賀春江はシュールっぽいことやりたいんだろうけど無理やり作った偽シュールって感じなのであんまり。まあ「素朴な月夜」はチケットサイズのクリアファイルの出来が良かったのでお土産に買ったけど。

なお、ふたりとも豚骨臭がダメなので、せっかくの久留米でしたがラーメンは食べませんでした。

いろんな人とお揃いの、ユニクロダウンベスト(ターコイズ)。