年賀状準備

幻に終わった去年用。空手兄弟。

去年は年の瀬押し迫った頃になって急な不幸事があり、劇団☆新感線チケット超良席2日分を涙ながらに他人に譲り、参加予定だったカウントダウンライブに係わる一連のチケット類をキャンセルし、10数年ぶりの葬式主催で気がつけば自分たちが作業の中心にならないといけない世代だし、斎場と駅と家との間を何度も送迎させられる運転要因のため酒飲めないし、年下のいとこが禿げてるし、違ういとこは光○信社員だし、なんかもう年末年始はいろんな意味でショックが続きへとへとだった。
というわけで今年は喪中だから年賀状書かなくてもいいよね〜と呑気に構えてたら、家長の伯母より「喪は明けとるけん年賀状出すんよ」とのお達しが真っ白な年賀状200枚と共にやってきた。えええ〜、そうなん?大人の世界って難しいなあ。
超達筆である伯母は、筆の両面書きを数十年来続けていたが75歳ともなると手を抜くことも必要と、最近は「ぱそこんでつくって」としかも作業時間に余裕がない間際になって年賀状作成依頼をしてくる。小さいころからかわいがってくれて伯母なのでわがまま言われてもきくからねとこっちも豊かな気持ちで引き受けるようにしてるのだが、この中から好きなの選んでよ、と年賀状イラストのテキストを持っていくと「みんなといっしょのはいや」、じゃあこの絵とこの字を組み合わせてこういうのはどう?「としよりくさい」「字の形がきらい」…結構、いやかなりうるさい。しかも年寄りのくせに意外にモダンな絵柄を好むからさ、リテイク何度も食らって大変だよ〜。というわけで今年も5〜6種類くらいのバリエーションで見本を作ってみた。うーん、大変。
この後は自分のと父親のを作って、年賀状テキストを家族に貸し出して、プリンターが詰まった〜とか画面がかたまった〜とかいうたすけて電話に応対して、チビッコたちにも手書きさせて、ドラえもんにも送らせて、ああ、いろいろやらなくては〜、とか思ってるうちに、一族の年賀状には「元旦」という文字が決して入らないということに気付いた。なぜならみんな元旦にポストに入れてるから。みごとなバカ遺伝である。