犬ころみたいに産めるかよ

医療費負担してやるから子ども産めよって言われてハイそうですかと産むアホがいるとは思えないのだが、どうやっても国の少子化対策はピントがはずれっぱなしだなあ。いっそ「性教育をしない」とかそういう方向に行ってみたらいいのでは。増えるよ、きっと。

現在の一般的な会社員の働きっぷりからみても、最近の若い人たちの生活に子どもの存在を組み込むのは非常に難しい。熱が出たからといって突然休み、早退し、残業できませんという人間を、企業があえて雇うだろうか。やっぱりこんな働き方をする人間って迷惑だし本人も気が引けるだろうし仕事やってても不完全燃焼ですよ。やはり組織的に支援する体制を作り、周囲の理解と協力を得ないと難しいだろうが、そんな支援ができるのは体力があり人員に余裕のある大企業に限られるだろうし、世の中には大企業で働いている人より中小企業で働いている人間が多いだろうから結局無理って事なのでは。かといって専業主婦になって収入は夫の稼ぎのみとなり、支出を抑えるため素敵な奥さんみたいな牛乳パックやペットボトル使用の工作物を作るか?そんなのイヤだし。
結局、特に都市部ではダブルインカムでなければ一定レベルの生活は送れないだろうし、生活レベルを下げるくらいなら子どもは不要だと思っちゃう。当然じゃないのかな。

保育所については待機児童ゼロでいつでも入所可能にするとか、全保育所で病児保育必須にするとか、企業については子ども一人につき3年間の育休を男女ともに必須にするとか、そんくらいを国を挙げてやらなきゃ絶対子どもなんか増えないね。

それはそうと、今回受給分から貧乏手当が月額1万円も減額されてしまった。収入増えたでしょということらしいが、そんなに貰ってないッスよ〜、最低レベルッスよ〜。

児童手当
子どものいる家庭なら受給できるが所得制限あり。現在は小学校3年生までだが、来年度から小学校6年生まで受給できるらしい。月額5000円。
児童扶養手当
母子家庭対象。最近は母子家庭がガンガン増加しているので、厚生労働省はいかにして支給額を抑えるかやっきになっている。総収入が年額181万以下だと全額支給(42370円)なのだが、最近は細かく区切られてなかなか全額は貰えない。ちなみに総収入181万って月で割ると15万・ボーナスなし。今どきこんな収入で生活やっていけるはずないじゃん。しかも最近は養育費も総収入の中に加算し、児童扶養手当の現況届の聞き取り調査ではお年玉の金額まで調べられ、これも総収入にプラスしている模様。最近は児童扶養手当を父子家庭にも受給させろという運動があるようだが、これには反対。世の中って男性の方がどう考えても給与所得多いではないか。

そもそも男女の給与格差がない世の中なら、児童扶養手当って必要ないのですよ。もしくは公務員の給与が「一般的金額」と思ってるなら公務員の平均給与額まで児童扶養手当で補填すればいいのにね。
働く気があっても女性が一回離職しちゃうとなかなか再就職できないし、平均値以上の給与所得なんて貰えない世の中なのですよ。