てをつなごう

最近、道路や駐車場で小さい子どもと手を繋いでない親って結構多いから困ってるんだけどね。ショッピングセンターの駐車場で店内への出入り口から車の往来をまったく気にせず通路に出てきたり、親が先にすたすた歩いて後ろから子どもが小走りに追いかけてたり、ラインが引いてある程度で明確な歩道車道の分離ができてない道で親が歩道側・子どもが車道側を歩いてたり、こういうのって普通に危険度が高いと思うんだけど最近の親は気にならないのかな。正直余所んちの子どもなんか死のうがどうしようが全然関係ないけど、自分がうっかり轢きでもすると迷惑だからかなり気をつけてるんだけど、こっちがそこまで気を遣ってやる必要があるのか、動物以下の知能と反射神経しかないガキを野放しにするな、親側でもちょっとはリスク回避行動とれよと思っちゃう。子どもと手を繋ぐだけで危険度はだいぶん違うのに、荷物で両手がふさがってるならまだしも親が両手フリーなのに手を繋いでないのはどうしてなんだろう。ガキの手が臭くて湿ってるから繋ぐの嫌なの?

うちのチビッコたちはぴゅーんとどこかに飛んで行っちゃう鉄砲玉みたいなガキだったので何度かおそろしい思いをした後からは絶対に手を離さないようにしたし、まず「待て」を覚えさせることを徹底したのでなんとかこの歳まで生き延びることができてるけど、それでもかなりの高確率で事故に遭遇してる。目の前で子どもが車にはねられて亡くなるなんて親にとってこれ以上はない悲惨な事態を避けるためには、世の中の運転マナーがどうとかよりもまず親がリスクを避けるべく行動パターンを作る必要があると思うし、「小さい子どもとは必ず手を繋ぐ」ってことは簡単で単純で基本なんだけどどんな方法よりも有効だと思うぞ。

凛太郎君の母親(33)は、この道路の脇にあるコインパーキングに乗用車を止め、凛太郎君と一緒に車から降りて、道の反対側の店に向かって歩いていた。凛太郎君は降りた直後、1人で道路脇のパーキングメーターに駐車料金を入れ、その後、数メートル先にいた母親の後を追っている途中で、車にはねられたとみられる。

今回も「あのとき車が来なければ…」より「あのとき子どもと手を繋いでいれば…」って後悔しそうな事故状況なのだが、最近はなんでも自分以外の外部に責任を求めがちな風潮なので、きっと何もかもひき逃げ犯のせいにしちゃうんだろうなあと思うけど。