服を買いに行きました

あんまり高くない店

好きブランドの近場のショップが閉店してしまったので、同ブランドの違う店舗に乗り換えることになったのだが、まだそこの販売員さんとの呼吸が合わなくてなー。前回カルテに名前を書き、今回プレセールのご招待を受けて2回目の訪問だったのだが、自分は買いたいオーラ満々でショップに来てるんだから、あるアイテムをこれいいわあと手に取って買う気になったらそれに合わせるインナーだのボトムだの全部持ってきて、いい感じのコーディネートしてほしいんだよね。そしたらまとめて買うからよ。それ趣味じゃないよ、じゃあこっちはどうですか、それいいかも、こっちもあわせやすいですよー、いいねーじゃあもらおうかー、みたいな流れで買いたいんだけど、なんかそこらへんの流れが全然つくれない。ひとつのアイテム決めるとそこで流れが切れちゃうので買いにくいわけよ。
たぶん九州最大の商業地帯の若い人向けファッションビルの中の、黙っててもやって来る一見さんに1アイテムずつ買わせても予算達成できるんだろう恵まれた立地にある店舗で、ブランドの個性の強さに嵌った固定客も一定量いるだろうから特に販売スキルがなくてもやっていけるから生ぬるい接客になっちゃうんだろう。せめてトシヨリ相手のときくらいはもうちょっとがんばって欲しいなあ。

ちょっと高い店

歳をとると「ひとりで服屋に行き、試着だけして買わずに帰る」という大技が使えるようになる。自分もこの技をマスターしたのはこの5〜6年。本当に欲しい服は出会った瞬間にわかるから迷いなく買うのだが、どうしようかなーという微妙な線上にある服は着てみないとわからない。で、着てみても全然ダメだった場合は「また来ますね〜」と去る。
本日は全然買う気がないまま、今シーズンのラインをまったく確認してなかったのでショップをちょろっと覗いてみたら、他にお客さんがいなくて暇だったのか試着を薦めてくれて何点か着てみたけど、決め手に欠けたのですみませんしてきた。普段は自宅近所のショップで買ってるんですヨーと話したら、そっちに今回試着した服の在庫があることまで確認してくれた。単価が高いとポイントが付く店で買わないともったいないからさ。すみません。この販売員さんの感じがよかったのでご近所ショップで買ってもいいやって気になってきた。
で自分が店にいるあいだ、普通のラインのアイテムは全然売れてなかったけどハートちゃんのTシャツやポロシャツだけがバンバン売れていた。田舎駅前にしゃがんでるヤンキーが着てるくらいだからそれなりに売れてるんでしょうけど、ハートちゃん着るとこの道破門らしいですわ。でも自分はシャツ持ってるー(ノ∀`)ハモンダー

男子の買い物

高校生くらいの男の子同士が服買いに来てる姿を見て、チビッコももうすぐこんなふうに街を出歩くようになるのかなあと思った。
モテと非モテの違いのひとつに、高校時代に一緒に服を買いに行ける友だちがいるかどうかがあるんじゃないかな。思春期まっただ中でお母ちゃんに選んでもらった服なんか来てる場合じゃないし、しかもお母ちゃんのセンスがよければいいけど、近所のスーパーの特売コーディネートだとヤバイでしょ。男子が必要以上におしゃれである必要もないけど、最低限のラインは維持しないと、たぶんいろんなところに影響がでると思うんだよね。

まずは学生向けの間口が広く敷居と単価の低い店でTシャツ一枚からデビューだよな。次はデニムの店あたりで裾あげやってもらったりしつつ販売員さんとのコミュニケーションデビュー。社会にでる頃には少しフォーマルな服装も必要なので、シャツ・ネクタイ・スーツと単価の高いアイテムを販売員さんの意見も採り入れながら買うと。ショップヒエラルキーは上って行くにつれ、単価とコミュニケーションの必要性も上がっていくため途中を飛び越していきなり高い階位でデビューすると、越えなければならないハードルが高くなり、気後れもするし、失敗したときのダメージも大きくなる。なのでやはり最初の一歩である高校生で1枚のTシャツを友だちとワーワー言いながらしっかり買っておくべき。
そしてこのヒエラルキーを上がっていくうちに同行者は同級生男子から女子に変わっていってるはずだ。だって服装がそれなりで販売員さんとも抵抗なく喋れるコミュニケーション能力があれば彼女作るのも難しくないんじゃないかなあと。
1号は服を買いに行くのが嫌いだから今のところ親任せなのだが、今後はぜひともがんばってもらいたい。