絶対悪いことしてるってわかってたはず

郵便法違反 特殊封筒でDM郵送 開けば巨大チラシに大量広告
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090418-00000123-san-soci

 障害者団体の定期刊行物の郵送料が格安になる低料第三種郵便物の承認を受けるには、刊行物の発行部数の8割以上が有料購読などのほか、掲載する広告面積が全体の5割以下であることも条件。しかし逮捕容疑となった約215万通のDMが発送された平成19年2月当時、刊行物を入れる封筒部分の広告については制限がなかった。

こういう障碍者団体優遇制度辞めちゃえばいいのに、と以前障碍者団体の中の人だったおいどんが言ってみる。刊行物を発行できるようなでかい障碍者団体に補助や優遇制度なんか必要ないし、そもそもいまどきの障碍者団体で連絡を郵送してるようなところなんてあるのかねえ。

自分が障碍者団体と関わっていた6〜7年前でさえ障碍者のIT普及率はわりと高かったので、団体内での連絡についていちいち手間暇&お金をかけて郵送とかアホらしくってやってなかったんだけど。メールメール全部メール、名簿を元に同時送信バーンで終わり。そのほうがコスト掛りません。それにコンピュータ経由のほうが、言葉が喋れない人・手足が不自由な人とでも意思の疎通や連絡のやり取りがしやすいうえ、彼らが自分自身の力だけで処理できるのだ。

そんなふうにメール越しにしか接触がなかった人と初めて対面したら、なに喋ってるのかまったくわからないレベルの言語障碍がある人だったり、日常生活要介護レベルの身体障碍の人だったりで驚いたことがある。身体的な障碍はあっても知能的な障碍はない人の場合、入力に時間が掛るためメールの返事がちょっと遅めにくるよな〜程度の差異しかないわけで、その人にとって入力しやすいスタイルのキーボードさえあれば、時間がかかっても自分の力で意思伝達できるんだなあと。

郵便受けに取りに行って、返事書いて、ポストに投函する、そういうことも他人の力を借りないとできないレベルの人ってゴロゴロしてるんだけど、PC使えばメール読んで返信すればいいだけで動かなくてすむから家人の助けを借りる場面は減る。あとは全力でキーボード入力するだけで、まあ入力する作業も大変っちゃ大変なんだけど、言語障碍や筆記できないレベルの身体障碍持ちだと、他人を経由せず自分の言葉を伝えられることってなかったからね。

ちなみに面と向かったときにこっちの意思は伝わるんだけど、向こうの意思はなかなか汲み取れないんで非常に困ったんだけどさ。そういうときにITってものすごい魔法のツールだなあと思うわけですよ。

そういうことを考えると郵送料格安制度なんか必要ないわけで、なにか他の形で支援できる制度があればいいんだけど、やっぱり認定や運用で悪用される可能性が高い気がする。難しいね。