動員はこの国でも

鍋一杯のロールキャベツ

明和電機がやってくるというので見に行ってきた。
そもそも平日の昼間に明和電機イノベーションというお題で喋らせるというだけでもとんちんかんな、落としどころを間違えてるイベントだったのだが、案の定会場の半分近くは高校生の動員、残りの半数近くが市職員の動員、その残りが空席および自分たちみたいな普通の参加者というダメっぷり。動員って城南一和や北朝鮮のサッカーの試合や自称韓流スターの空港お出迎え以外にも確実に存在しているようであるよ。
指ぱっちん木魚の実演から始まった社長の講演は「父さんの会社が…倒産してしまいました」「ナショナルのスイッチでリズム…ナショナリズムですね」としょっぱい駄洒落も交えつつの実に面白い内容で、これなら時間つぶしや昼寝にきたバカ生徒やおっさんたちも楽しめるだろうと思ったのもつかの間、え、なんで誰も笑わないの…?ここ笑うところでしょ?しかも欽ちゃんならバカうけレベルっすよ?と、周りを見回しても会場シーンっっっと静まりかえって、ひとりうけてる自分がちょっぴり恥ずかしくなっちゃうくらいだよ。引率の先生は「○○、寝るな!」とかでかい声で注意してるし。おまえの方が迷惑じゃ。
社長すいません、せっかくパリから帰国したばかりなうえ数日後には渡米するのに遠回りして来てもらったのに、いっそこんな街飛び抜かしてパリ→ピッツバーグで飛行機乗っていただいたほうがよかったですよ。所詮文化や芸術の根付いていない街なのかと非常に残念。
でも一緒に行った友人は「明和電機とか全然知らんかったけど超おもしろかった。また来たら行く!」と楽しんでくれた様子。でもまたがあるかどうかはわかりません…。

明和電機 ナンセンス=マシーンズ

明和電機 ナンセンス=マシーンズ