屁の足しにもならねえ

母子家庭の母に資格の勧め パソコンや介護、無料で講座
http://www.asahi.com/job/news/TKY200501230091.html

 本訓練では、ホームヘルパー2級や医療事務、情報処理などの中から希望する技能を選び、資格取得を目指す。厚労省はこの事業のため、新年度予算案に約6億6000万円を盛り込んだ。

 03年の母子家庭は推計で約122万5000世帯。5年前に比べ3割近く増えた。半数がパートや臨時職員の不安定雇用の状態にあり、平均年収は212万円。一般世帯の平均所得(589万円)の3分の1程度で、「困っていること」では半数近くが「家計」を挙げた。

このなかの平均年収額212万円というのは児童扶養手当を満額貰えるかどうかのボーダーラインなんですよ。みんなここら辺を基準に働いていると思うのだが、これより年収が上の人は看護士や公務員系の男女の給与格差がない世界で生きている人、下の人は民間の中小企業で一般事務や製造ラインなんかの単純労働系やサービス業で働いてる人、とプロファイルしてみました。これってたぶん当たってるはず。この制度使って資格を取ったとしても下の人グループからは抜けられないだろうし、そもそも資格を取ったからと言って就職ができるわけではないので、履歴書が1行埋まってよかったわ程度の結果しかない、やらないほうが税金使わなくていいんじゃないの的試みだと思われる。それよりもどうして母子家庭の「半数がパートや臨時職員の不安定雇用の状態」にあるのか考えて、そこらへんを何とかして欲しい。それとそろそろ真剣に「養育費は元夫から強制的に取り立てる」を制度化しないと、マジで児童扶養手当は破綻すると思う。