「ロミオとジュリエット」

蜷川幸雄演出、藤原竜也鈴木杏
今回「ロミオとジュリエット」のきちんとした話を初めて知ったのだが、ロミオもジュリエットも、オマエ人の話をちゃんと聞かんかい!ちょっとは落ち着け!と小一時間説教したくなるかなり電波ゆんゆんの妄想癖アリな人。妙な妄想でジュリエットたんハァハァ(*´д`*)ってやってるキモ男も藤原くんが演じると純情な好青年に見えてしまうマジック。ジュリエットのテンション高い場面の台詞がこの老いた耳には聞き取りにくかったけど、可憐でやっぱりうまい鈴木杏って結構たくましい系。「タイタニック」のケイト・ウィンスレットってこういう感じ?「タイタニック」見たことないからわからんが。
その他個人的見所としてはパリス様のすべてとマキューシオの赤パンツに釘付け。演出ではなく役者の個性なんだけど、パリス様はもう別の星からやってきたというか我々とはステージが違う人って感じ。マキューシオは衣装勝ち。自分の萌えポイントストライクなコートにサスペンダーに赤パンツにブーツにもうメロメロである。トライガンにああいう人出てなかったっけ?
それと今回舞台セットはモノクロの多種多様な正面顔アップのパネルを並べた雛壇状になっていたのだが、その中央付近にある子どもの顔が「呪怨」の俊雄にしか見えなくて非常に困った。こわいよ。