おいおい、担任教師が本気出したぞ！
本日付の学級通信より
『ゲーム脳』について…
ゲームをしすぎる子供たちを心配する声がよく聞かれます。「ゲーム脳」というものについてまとめています。ぜひ読んでみられてください。お子さんとゲームをする時間など、話してみてはいかがでしょうか？
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- 森教授について
- 専門は脳神経科学で、第五体性感覚野を発見し、世界的に注目された。3歳から30代までの約350人を対象に、電子機器が脳に与える影響についても研究し、特にテレビゲームが前頭前野に悪影響を及ぼすことを発見した。テレビゲームや携帯メール、ホラー映画に熱中しすぎると、若年性痴呆状態「ゲーム脳」になり、その状態がひどくなると、脳の神経回路の抑制が働かなくなって、「キレる」「ムカつく」青少年や、社会性や道徳心、羞恥心のない人になってしまうという。最新刊は『ゲーム脳の恐怖』（NHK出版）。
- 森昭雄：日本大学大学院教授（医学博士）の説です！
- 脳の中で、額のすぐ後ろに前頭前野といって、創造性や理性、物事の手順を判断する場所があります。人間の場合、脳の35％も占めていて、「司令塔」のような働きをしています。（長文なので途中省略）
私は、ゲームのし過ぎで、前頭前野が活動しにくくなった状態を「ゲーム脳」と名付けました。このままテレビゲームを無批判に子どもたちに与え続ければ、将来キレやすく、注意散漫で創造性を養えないゲーム脳の大人だらけになってしまうでしょう。その時、日本や世界はどうなるのでしょう。私は、テレビゲームの危険性について警告を発することを、科学者としての義務と考えています。
森教授は、被験者に積み木あわせゲームなどをさせて、β派の活動状態から、次の4タイプに分類しました。
- ノーマル脳人間タイプ
- テレビゲームを全くやった経験がない人で、ゲームをしている時も、β派がα派の三倍以上もでている。礼儀正しい。
- ビジュアル脳人間タイプ
- テレビゲームの経験はほとんどないが、テレビやビデオを毎日1〜2時間見る人。ゲームを始めるとβ派が減少するが止めると元に戻る。
- 半ゲーム脳人間タイプ
- テレビゲームを週に2〜3回、1回あたり1〜3時間する人。テレビゲームをするしないに関係なく、β派はα派と同じかそれより下。集中力がなく、物忘れをしたり、自己中心的で少しキレる。
- ゲーム脳人間タイプ
- テレビゲームを週に4〜6回、1回あたり2〜7時間する人。テレビゲームに関係なくβ派が極端に低く、ゼロのことも。ボーッとして物忘れが多く、キレることも。
- 森昭雄教授の話…あくまでこの先生の考えですが、一つの参考として…
- 講演をするたびに同じような質問が出ます。「ゲームは、集中力がよくなるというのは、本当ですか」「反射神経がよくなるから買ってとせがまれます」しかし、ゲーム脳になると、集中力がよくなるどころか、逆に注意散漫になります。感情だけで行動するようになって、キレることもあります。たあしかにゲームに反応して手や指の動きは速くなるでしょう。しかし、人間としての理性や抑制心を代償に、ゲームだけに通用する反射神経がよくなっても意味ないでしょう。せめて30分でゲームをやめるのなら、あまり問題はないでしょう。「テレビゲームは、脳によくないから長時間はやめなさい」と諭せばわかってくれるはずです。それができなくなった子どもは要注意です。結局、親が子供とコミュニケーションを取れないから、ゲームに子守をしてももらっているのです。あるいは、夫婦げんかが耐えなくて、子どもがゲームに逃避する。子どもはついつい明け方までゲームをやって学校に行かなくなる→先生に注意されると反抗的になる→その繰り返しで社会に不満が起きる。犯罪に走るケースもあるようです。
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「宿題が終わったらしてもよい」「勉強をした時間しかゲームが出来ない」「1日30分まで」「曜日を決める」など、ご家庭でのルールを決め、しっかり守らせることが大事だと思います。
…なんというか、先生本気ですか、と小一時間（ry。以前は学年集会にて違う先生からゲーム脳についてのご高説を賜りましたが、今度は学級通信ですか。紙に残るとやばいんじゃないかなー。風説の流布っていうか、カルトってこういう風に人に伝わっていくという好例であるかと。好くないけどさ。文春を読んだ先生が学年集会で披露、職員室等でも話題に→興味を持った他の教師が学級通信に記載→読んだ親が信じて「ゲーム脳」になるからゲームをやめなさい！とこういう展開か。うへえ。ちなみに上記で「α派」「β派」となっているのは本文そのまま。本当はα波β波のはず。
ゲーム脳という説を信じるくらいなら「北極大陸*1の地底に地底人王国が存在する」「ムー大陸は本当にあった！自分はムー人の生まれ変わり」「空中浮揚できます」を信じてもいいのではないかと思うのだが、とりあえずチビッコの連絡帳に「学級通信の『ゲーム脳について』拝読いたしました。先日の事件の相手方の男の子はゲーム脳ではないかと思います」と書いてみることにした。今後の展開を生あたたかい目で見守りたいと思います。
