パソコン使えない人

不況のせいなのか、チビッコたちが育ちあがったせいなのか、パートやアルバイトで働きに出るお母さんが急増中だ。学区内のご立派な住宅地にも家のローンを払えなくて夜逃げした住人がいるらしく有閑マダムたちの経済状況も結構切迫しているらしい。しかし仕事にも、事務などの座り仕事>>>>越えられない壁>>>>レジ打ち・販売系>食品加工・工場系といったヒエラルキーがあるみたいで、「あそこはめんたい工場で働いてるみたいよ」「え〜、旦那が事務じゃないと働いちゃだめって言うから私には無理〜」とアホなこと平気で言っててスゴイ。
PCが中小も含めた企業に導入され一般にも普及し始めたのがWindows95以降だとして、これはチビッコ同級生のお母さんたち世代=バブル世代=既婚子持ちの30代女性が仕事を辞め家庭に入った時期と重なる。彼女たちが現役で働いてた当時の事務所のすみっこに1台だけ真っ黒い画面のPCが置いてあってたまに打ちに行ってた環境から、今はひとり1台使えて当然、経理も給与も請求書も在庫管理もすべての処理はPCでと飛躍的に最近の職場のIT化は進んでいるのだ。
これより以下の世代は学校でPCの授業を受けたり、職場で段階的にIT化に対応しているのでPCなんて普通に使えるし、一足先に働き始めたこれより上の世代も数年前の地方公共団体初心者講習ブーム時に受講して職場復帰しているので意外に使える人は多いのだが、勉強する機会を子育てなどで逃してしまったチビッコ同級生のお母さんたち世代は正にIT谷間の世代というか前世紀の遺物というかデジタルデバイドど真ん中世代なのだ。そんなふうに取り残されてる自覚もないのだろうけど、今時PCも使えない特技なしの30ババアを一般事務職として雇う会社があるもんかい。誰でもできるような事務仕事は若くかわいい(←ここポイント)派遣のお姉ちゃんの独占市場ですよ。そうなるとこの世代のオバチャンたちが働ける場所ってかなり限定されてくるはずなのである。売り手市場のバブル世代で家庭に入って時間が止まっているからわかってないかもしれませんがこの時代に働きたかったら職種に贅沢言ってる場合じゃないんですよ、ホントに。まあこういうのって貧乏人の僻みなんですけどね!
とまあそういうゆとりある生活を送る人もいる中、手っ取り早いところでコンビニバイトにでる人も多いのだが、働いているところを見られたくないとか気兼ねしなくていいとかの理由でA校区の住人はB校区へ働きに行き、B校区の住人はA校区へ働きに行くというシャッフル現象が発生する。
今日たまたま通りすがった町はずれのコンビニの店員さんから「あら〜コンニチハ〜」と声を掛けられた。あ、この人はこないだ運動会のとき自分がいいポジションで写真を撮ってたら後ろの方でビデオ撮りたそうにしていたのでイイデスヨーココドウゾーと場所を譲った相手の人だ、という所まではわかったのだが果たしてあなたはいったい誰ですか…?ひとしきり会話はしたんだけど、名札にかかれている名前に心当たりがないからチビッコたちの同級生の親ではないはずだし。学校関係の人とは大人の関係を保つことにしているためアンタダレ?と失礼な質問はできなかったので、小学校のものすごくフレンドリーなお母さんということにしといたけど、これは向こうが一方的にこっちを知ってるという状況だよ!友達でも知り合いでもないもん!また人の顔忘れとると〜いい加減覚えり〜よ〜と2号よ貴様に非難される謂われはないぞ!