新聞に書いてあることは全部嘘だぜ!

報道の取材を受けたときに(個人で受けたわけではないですよ)実感したのは、あの人たちは最初にまず自分たちの考えありきでその裏付けを取るために取材しているだけなのであって、こちらが伝えて貰いたいことを記事にしてくれるわけではないということ。できあがった記事は事実とは違う内容で、おいおいこいつら人の貴重な時間を奪っておいてなんでデタラメ書いてんだという事ばかり。他方面には影響のないデタラメだったので謝罪と賠償を求めたり指切って抗議したり焼身自殺はしなかったが、記者って報道ってこういうもんなんだなあと次からは心してかかるようになった。
仕事ではないつながりで元新聞記者と会話する機会があったのだが、こいつがまたこっちの話を自分の経験則に当て嵌めようとしたり一般論に結びつけようとしたり、自分本位というか独りよがりというか、人の話なんかまったく聞いちゃいない。たとえば「3時間やってると非常に疲れてぐったりしてしました」と話すと「私は似たような事を2時間やりましたけどいつもまったく疲れませんよ」って返してくる。なんじゃそりゃ。ただの相づちだとしても変だろう、その切り返し。あなたの今までの経験ではそうなのかもしれませんが、あなたはこれを体験したことないでしょう?受ける印象や疲労度はいつもとは違うかもしれないうえ、そもそもこれは当方の体験なのであなたの体験とは関係ないですよ。それとも「オマエラはそうかもしれないがこの俺様がオマエラと同じとは思えないので疲れるわけないじゃん」とかそんなふうに見下されてんのかな。万事に自分なりの咀嚼?自分の見解?をくっつけて受け取り、こちらの話がストレートに届かないので途中でダメだこいつはと話す気もなくなった。話してても「それはこういうことだよね(断定)」「いや違います(ちゃんと聴けよ!)」とその繰り返しで、全然おもしろくない。
記者がすべてこんなタイプの人なのか、それともこの人個人の特徴なのか、どっちにしてもこんな人には事実を正確に伝える報道はできそうにないと思った。記者の主観が記事に反映されるのは構わないしそれが署名記事なのだろうが、その一方で、主観を排除し事実だけをありのままに伝えることも必要なはずだからだ。
そしてこいつがアカピー記者じゃなかったのも驚きのひとつなのであるよ。