指導者の質

そもそもこのヨガ&ピラティス講座は新体操の大会が開催されてて、その関連イベントってことでワンポイントレッスンだったのだが、ならばその大会を見に行こうぜと体育館に行ったのだが大会自体は終了していたようで、ちょうどブルガリアから来たチームによるクリニックが開催されておりました。そのブルガリア人選手のスタイルの良さと言ったら!たぶんハイティーン〜ローティーンだと思われるのだが、頭小さい・首手足すべて長い・身体薄いうえ、ものすごい柔軟性とバランスと筋力と指先まで神経の行き届いた動きはなんつーか別の種類の人間のよう。永野護が東欧の女性の素晴らしさを語っていたことがあるけれど、まさにファティマだよ、あのスタイルは。すげーすげー。
それに比べてレッスン受けてる日本人のもっさりした体型。おまえら着ぐるみは脱いで来ようやと言いたくなる。やっぱり芸術点のある競技でトップを獲ろうなんて難しいわ。土台が違う。
で、このクリニックの時に司会をしていた小太りのオバハンはたぶんどっか新体操クラブのの偉い先生なんだろうけど、こういう指導者から指導されても上手くならないだろうなと思わせてくれるほど酷い。ブルガリア人が模範演技をするのだが、まずその動きを分解して解説することができない。たとえば「手を使わずに両足は伸ばしたまま頭と右肩から前転し左足を軸に起きあがる、そのとき両手で左足首を抱え込むように右足は真上に180度開脚させる」を「ぐるっとまわって立って足は伸ばす!」って言われてもわかりますかそれで。「あっち、こっち」って、左右くらい指示しろよ。音楽のカウントの取り方もおかしいしさ。三連符1個と八分音符2個の変拍子を12345って。12312で取らないとずれるじゃん。で生徒さん達がワケワカランともたもたしてたら感情的になってマイク越しに怒鳴り散らす。うるせーよ。あんたの解説の仕方が悪いんだよ。
そもそも指導者の体型が日本とブルガリアはまったく違うのだ。身長170オーバーのスレンダーな先生とバタバタした小太りのおばさん。なんだかねえ。日本新体操界の未来は暗いみたいですね。