N響アワー

石田衣良先生が出演。相変わらず淡泊な造作と口調のくせに押しが強く喋りまくりで、言いたいことをグイグイねじ込んでくる。たぶん出演者の3人のうちで一番喋ってたね。しかも「IWGP」に登場した曲を紹介し「西口公園の奥に東京芸術劇場があるんですよー」と自ら池袋界隈をご案内までしてくれるロケまでやっちゃうサービスぶり。「若々しい演奏ですけどベートーベンの若い頃の作品ですからね」などと解説もキメキメで、押され気味の池辺晋一郎先生のヅラも思わず浮き上がるっちゅうねん。しかし「春の祭典」までいっちゃうと難しくてよくわからないなあ。
そして台本どおりの進行しかしていないにも関わらずいっぱいいっぱいで噛みまくりなうえ、タイミングがまったく合っていない仕切り下手が一向にカイゼンされない大河内奈々子は今期で切って欲しい。司会進行のセンスがないので無理不可能。せめてヅラ辺先生の話を聞く「ふり」くらいはしろ。

池袋ウエストゲートパーク (文春文庫)