西遊記

西遊記
なんでこの猿は輪っかしてないんだ?「きんこ」だっけ?と思ってたら、やっと輪っかはめましたね。
しかしやっぱりというかマチャアキ西遊記の呪縛から逃れきれてない感じ。猿はわりと新鮮みがあったのだが、豚とカッパは同じ路線じゃないか。初めて岸部シロー沙悟浄を見たときって「これが沙悟浄なの!?」って驚いた記憶がある。斜に構えてしらっとクールでそれまでのイメージと結構違うカッパだった。昭和のドラマもそれまでの西遊記イメージをガラッと変えるものだったし、せっかくリメイクするのならサクッとイメージ変えちゃえばよかったのに。とは思うのだが、変えなくていい部分を変えてるというか、押さえどころを外してる感がある。豚とカッパの武器も違うし、カッパも髑髏の首飾りしてないんだけど。あの首飾りは三蔵法師の前世だから必須アイテムなのでは?*1
ED曲Around The Worldも悪くはないけどゴダイゴあっての選曲っぽいし。ゴダイゴ担当の昭和のサントラは名曲揃いで、曲が流れると「妖怪によって石に変えられていた恋人が人間に戻って再会したシーン」「豚が『あぬぃきぃ〜』と身を捩っているシーン」「次の街に向かって岩場を進んでるシーン」と一芝居できるほど効果的かつ印象深いものだったので、これも越えられそうにないなあ。
竹田団吾は冒頭の幻翼大王@キムタさんの衣装のみを担当していたようだ。せっかくの竹田デザイン衣装、どうせならもっと身長が高く足の長い人に着て貰いたかったなあ。

*1:三蔵法師は前世でも取経の旅に出かけていたが毎回カッパのコマに止まって毎回そこで殺されていた。9回目だか10回目だかの挑戦で初めてカッパを倒して弟子にし、そのコマより先に進めることになったとかそういう話があったんじゃなかったっけ