トリノ3

女子スノーボードクロス

男子クロスの選手が「タフなコース」「誰がこんなコース設計したんだ」と言っていたが、その難コースに挑んだ非力な女子選手が接触・転倒・コースアウト・逆転と見所満載、この競技のおもしろさすべてが詰まった濃密なビッグファイナルで、中継カメラの配置・スイッチングなどまだまだ発展途上の部分があるが、これだけテレビ的に見栄えのする種目なので今後もっと洗練されてくるはず。おもしろいなあ、この競技。
逆転の転倒ジャンプを見事決めたアメリカ選手、あれ絶対ボード持ってるよね。素人目から見てもグラブにしか見えない。本人違うって言ってるらしいけど
日本代表・藤森は下半身の筋力が貧弱で始終ふらつき気味で、第一線級の選手との実力差体力差は明らか。まさしく運だけで7位に入ったと思われるが、こういう大舞台で運を引き寄せられるのも実力のうちなので、次回はもっといい成績を残せるようにがんばってほしい。

修造が物足りない

テレ朝のスポーツ中継を見ることを本能的に回避しているため、今回のオリンピックでは松岡修造との遭遇回数が激減。しかしながら『報道ステーション』内でしたり顔でコメントする修造には違和感を覚える。修造は体当たりしてはじき飛ばされてこそ修造なのではないか。
新種目のスノーボードクロスを実際に体験しコースアウト、バンクに頬をこすりつけ、あの暑苦しさで壁を溶かすくらいの勢いが欲しい。スポーツキャスターとして(ある方向で)確固たる地位を得、安定期に入った修造は守りに入っているのではないか。勘違いするな修造、私たちは選手たちにウザがられ「修造来るな」と言わしめるような活躍を期待しているのだ。
とりあえず昨日の女子クロスの逆転2位の選手に「おまえグラブしたろうが」とインタビューしてこい。それができたら有明での伊達VSグラフの時のような応援を、女子フィギュア会場で再現するのを許してやる。