あれこれ考えますが

特急車内強姦

社説:特急車内強姦 見て見ぬふりを決め込むな

 怒りの中で、いくつもの「なぜ?」が浮かんでくる。異常に気付いた乗客はなぜ犯行を制止しなかったのか。すごまれて怖かったのなら、なぜ、他の客と協力しようとしなかったのだろう。それが無理なら、なぜ、せめて車掌に通報する行動を取れなかったのか。立ち上がるのすら怖かったのなら、携帯電話で110番通報する手もあったはずではないか。

その場にいなかった人間があれこれ言ってるけど、異常さがどこまでのものだったかによると思う。赤の他人を助けるために基地外に丸腰で立ち向かったりしないといけないわけ?恋人同士の痴話ゲンカと区別がついたのかどうかも疑問で、車掌に注進するにしても間違ってたら失礼で余計なお世話だし、非常ボタンを押すにしても単なる痴話ゲンカのために列車を緊急停止させたとしたら顰蹙だし、慎重になって当然なんじゃないの?そもそも列車内で強姦するなんて想像の範囲外の出来事で、まさか強姦されてるなんて思いもしないんじゃないの?電車の中から110番通報って効果あるの?世の中って正義感あふれる命知らずの腕自慢ばかりじゃないのに、こんなの事後だから言えることなのでは。
基地外と○○人とヤー公は素人の手に負えるような相手ではないので、もし我が子が目撃者だったとしても走って逃げろ、でも余裕と確信があったら匿名で通報しろって教えるわ。通報者になるとかなり面倒だもん。

長崎市長の娘と娘婿

http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20070423k0000m040113000c.html

娘の敗戦の弁にドン引き。発言の書き起こしとしてはこっちのほうがより正確かも。

「こんな仕打ち受けるとは」 長崎市長選 妻の「捨てゼリフ」 - ライブドアニュース

「ご支援いただいて本当にありがとうございました。父伊藤一長はその程度の存在でしたか?? 伊藤一長、浮かばれないと思います。父が愛する長崎でこのような仕打ちを受けるとは本当に思いませんでした。ごめんなさい、こんなこと言って。申し訳ない」

ありがとうございましたの後ろに「でも長崎市民のみなさん、一言言わせてください」みたいなのも入ってたような記憶があるけど、浮かばれないとか仕打ちとかなに勘違いしてるんだろう。それに議員でもなんでも政治経験のある候補だったら勝てたかもしれないのに、前市長の肉親や縁戚という身内から後継候補を出すことにこだわったのかもわからん。
自分は娘婿ってことだけで出馬した政治のど素人にここまで票が入ったことに驚いたけどな。やっつけのニヤニヤに市政を委ねられると同情票を投じた市民のみなさまに感謝はしても貶しちゃダメじゃん。
しかし今回は娘婿と市職員以外の候補のダメっぷりに注目するべきでは?この泡沫感は外山を越えてると思う。


グレンラガン

「天元突破グレンラガン」ポータルサイト
劇団☆新感線中島かずきが脚本・シリーズ構成を担当しているというので見始め、日曜朝なのでチビッコも当然一緒に見てて、これは面白いからまた来週も見ようね!と楽しみにしてる視聴者にとっては、いままでシリーズの流れとは違うキャラにもストーリーにも非常に違和感を覚えたよ。

ちなみにチビッコ(キモオタではありません)による第4話の評価

  • 兄貴の顔が変
  • 特に口が変
  • みんなカクカクしてる
  • まあ面白かった

前回まではヒーヒー笑いながら見てたけど(合体シーンとか)、今回はそういう大爆笑はしてなかった。

1〜3話までは、キャラがびゅんびゅん動き、それが中島かずきのけれん味のあるセリフ回しとたたみ掛けるような演出テンポと相まって、最近の平板なアングルばかりで絵が全然動かない紙芝居みたいなアニメ(「BL○ACH」とかそんな印象)とは違って密度が濃い印象で、勢いでガンガン押してくる雰囲気は新感線の舞台と共通するものがあり、かなり新感線っぽいアニメになってたんだけど、今回は作画もだけど明らかにストーリーのテンポがスローダウンしており、これまでとはまったく違ってた。

【グレンラガン】第4話
早速バッシングされてますねw(予想通り)
でも作画クオリティが低い訳じゃないんだよ。キャラ表と顔が違うだけでwwすごくちゃんと動いてるし。
素人が知ったような口をきくなっつーの。(私もアニメ素人だけどさ)

キモヲタは何故2chに悪口を書くのか?
前にも書いたけど、私は心底2chが嫌いだ。
匿名だからって知ったかぶった論評やつまらん揚げ足取りをえらそうに書いちゃって。。。
お前ら何様だ?
バーカバーカ、キモヲタ死ね!!

このスタッフの言い分だとどうやらキモオタを視聴者として認めてないみたいなんだけど、個性的な作画監督の仕事を喜んだり許したりするのはキモオタだけなのでは?
アニメに人生掛けてない視聴者は、○○という作品で有名なナントカさんが作画しようと演出しようと有り難みなんか全然ないし、シリーズもので変な個性を出されるよりも、作画や演出が一定水準を保ち、本来の設定から逸脱しない安定したクオリティの作品を見たいと考えてると思いますが。
でもチビッコ(断じてアニオタではありません)の感想もネット上のオタの感想もそんなに違いはないようですけどね。

命の順位

トリアージ 救命の優先順位〜JR福知山線事故から2年〜

以前チビッコが停車中の車に突っ込んでチャリごと吹っ飛ぶ事故にあったとき、家族から1号が交通事故にあった!と第一報を受けて、もちろんこっちも驚きあがったのだが、「死にそうだったら急いで帰る、でも大したケガじゃなかったときと、もう死んでたらゆっくりでいいわ」と判断する自分がいたのを思い出した。ダメなときはダメだと思う。でも一縷の望みを持って諦められないのが身内の情なんだよねえ。

医療関係者は人の命を助けるのが仕事で、きっとどんな患者に対してもわずかな可能性を捨てずに治療に当たってくれてるんだろう。結果的に助けられなくてもそのときのできる限りを尽くして精一杯対処したということで助けられなかった無念さを気持ち的に処理してたりするんだろうと想像するのだが、災害現場で多くの人命を助けるためとは言え、明らかに亡くなってる人はともかくわずかでも命があっても助けられないからと見殺しにする判断をするのは、人命を助ける仕事についてる人たちにとっては身を切られるような行為なのではないかなあ。
「死亡、もしくは現状では救命不可能とされるもの」を意味するトリアージの黒タグにもなにか書いていてくれればと思う気持ちはわかるけど、やっぱり書きようがないのではないかと思う。お医者さんに生きてる人の死亡認定証なんて書けないだろうし、そこまで精神的な負担を掛けてはいけないような気がする。
それを考えると王大人はすげえなあと。