まーた「たらい回し」報道か!

妊娠してそうなんだけど病院には掛かってないという詳細不明の女性が出血してお腹痛いって言ってるから診察してよと真夜中に受け入れ病院探したとして、受け入れ先がすぐ見つかって母子ともに助かったら余程の奇跡だと思うんだけど。しかも途中に救急車が事故ったというエピソードいり。
今回の事件は病院とか緊急医療システムどうこうよりもまず先に、個人の非常識のほうが問題なのでは。

いまどき出産するには、妊娠がわかってすぐの1〜2ヶ月とか超初期の段階で速攻病院に予約入れてないと、自宅至近とか実家至近とか食事がおいしいとか希望する病院で産めないんじゃなかったっけ。高齢や双子とかリスクの高い場合も「うちでは対応できません」とガンガンお断りされるみたいだし。そんなふうに椅子取りゲーム状態になってる妊娠出産なので、どの妊婦さんも予約して検診に通って妊娠途中でトラブルが起きないように節制した生活を送って出産の日を待ってるわけだ。そこに38歳マル高で妊娠7ヶ月なのにまだ病院に掛かってないうえ深夜に買い物に行くなんて無茶をする常識のない妊婦登場ですよ。この女性、年齢の時点で受け入れてくれる病院が少なさそうなのに7ヶ月までほったらかしでどうするつもりだったんだろう。

それでなくても出産できる病院が少なくて、普通の患者さんだけで手一杯だからイレギュラーな患者さんは受け入れられませんという余裕のない病院とスケジュールになってるのに、なおさら夜中は病院に医師が揃ってないから、たとえ緊急だとしても患者さんを受け入れられる病院って本当にないんだと思う。いきなり横はいりしてきたヤツのために順番待ちしてた真っ当な患者さんを放置もできないだろうし。

そんな緊急の患者も受け入れるのが医者で病院だとマスコミは言いたいみたいだけど、ただのきれい事だよね。今そういう世の中じゃないでしょ。そういう世の中にマスコミがしたんじゃねえの。特に奈良は。