全国一斉学力テストの結果

前日に1号の面談は何時からや?と尋ねてたら2号が「ぼくの懇談には来るんですか?」とか言い出して、私はあなたから懇談のお誘いを受けとっていませんが!「……あ!」という素敵なやりとりがあったのですが、1号と同じ日だったので仕事を予定より早めに切り上げて2号の小学校の学年集会にも参加。

集会の話題は春に行われた全国一斉学力テストの結果について。参加した保護者には我が子の個人結果票を配布し、見方とかそういうのを解説。やはりというか担任たちはテストの実施について懐疑的であり弊害が多いと長々と主張。ええー、そうかなあ?

今どきは個性を伸ばす教育とか言ってアホにも寛容なゆとり学習が行われているけれど、実際の入学試験では高校も大学も点数で判断し続けていて、個性重視のAO入試があったとしてもそこで評価され有効なのは単なる個性ではなく「飛び抜けて優れた個性」だけで、そんな飛び抜けたものを持ってる人間なんてほんの一握りであり、結局大多数は点数の善し悪しで人生決まっちゃうわけですよ。生徒の個性を見抜き、飛び抜けたレベルまで育成できるような凄腕教師ってそうそういるわけでもないし、そんな夢見たいなこと目指されるよりは、学習の基礎力を高めテストの点数を上げるという実際的に役立つ方面にチカラを入れてもらいたいと思うわけですよ。子どもたちにしっかり読み書きそろばんの基礎が身に付いているか確認するために全国一斉にテストして、結果弱ければ強化していけばいいし、もっと伸びそうなところがあればより伸ばしていけばいいし、自分の教え方とその結果を客観的にみることもできるだろうし、弊害というマイナス面を考えるよりプラス面からテストをとらえて、反対反対とアホみたいに言ってないでせっかくの結果を有効に使えばいいのに。単におまえの指導能力が足りないことの言い訳なんじゃねえのと指導能力のないバカ教師の言い訳にしか聞こえなかった。しかし学校平均は全国平均をクリアしてたみたいだし、特に指導能力が足りないということもなかったんだけどね。

2号の結果も平均はクリアしてるだろうなあというもので、結果表をみても国語で「そうだんって漢字わかんなかったの?」「木かいて目かいて心に、言べんと炎やろ!」「アホか!想像するときは心で考えるから心がいるけど、相談のときは適当に右から左に受け流すだけだから心はいらんのじゃ!」というポッカリミスがあるなあとか、算数での「210×0.6で答えが求められる問題を選ぶ」という問題は、答えを求めよといういつものテスト問題とは切り口が違って面白いけど正答率が54.3%と低いなあとか。

でも詳細な調査結果レポートを参照しながら結果表を見ると、教師が集会で言ってなかったことや黙ってたことがも見えてきて面白い。