サンタクロース終了

我が家のクリスマスはチビッコの物心が付いた頃から「うちは貧乏だからこんなんで我慢してね」と親からはサッカーボールとか野球のグローブとか実用的な1000円程度のちょっとしたプレゼントをやるだけ、でも24日深夜にサンタクロースがゲーム機やら何やらチビッコたちのリクエスト通りのプレゼントを枕元にこっそり持ってくることになっていた。

当然ながらサンタクロース=親=おいどんだったわけで、サンタさんへのリクエスト手紙が遅いチビッコたちのせいでイブの夜におもちゃ屋をハシゴしまくるハメになってやっと目的の商品をゲットしたり、それに懲りてあらかじめリサーチして早めに準備するようになったけど今度はおもちゃの隠し場所に困ることになって会社のロッカーや車のシート下に隠してたり、サンタさんが来る瞬間を見ようとしてなかなか寝ないチビッコたちが寝るのを待ってるうちにほぼ徹夜したり、ここ数年は結構ギリギリ綱渡りなサンタ業務でそれでもサンタを演じるのは面白いのでばれないようにがんばってはいたのだが、この半月ほどチビッコ関連のトラブル多発でほとほと疲れていたし、年齢的にもそろそろカミングアウトしてもいい頃だろうと判断し、とうとう今年はサンタ業を卒業することにしました。

「今年のクリスマスはPSPが欲しいなあ」
「ぼくはサンタさんになにお願いしようかなー」
「あーサンタ?今年来ないと思うよ」
「なんで?」
「サンタって私私。いままでのサンタは全部私がやっとんたんじゃ。でももうやりたくないけんサンタ終りね」
「えええっ!」
(チビッコたちしばらく顔を見合わせて沈黙)
「……やっぱりそうなん……みんなは『サンタクロースって絶対お父さんやし』って言ってたけどぼくのところはお父さんがいないから絶対本当にサンタさんが来てくれよると思っとったのに…」

としょんぼりしてました。さようなら子ども時代、こんにちは思春期。つーか中2と小6まで引っ張ってやってたんだから、我ながら親としては結構上出来だと思うんだけどなあ。

でも実際は2号は去年くらいからなんかおかしいと思い始めて、1号も小5〜6あたりで気付いてたということ。でも確証はなかったので黙ってたというか騙されてるふりをしてくれていたみたい。

というわけで親も子もそれなりにがんばってたクリスマスは終了。今年はみんなでケンタッキーを食べながら、来年からはみんなでプレゼント交換しよっかーという話をしました。