16強

というわけで日本のワールドカップが終わったのだが、強化試合でのあまりのｇｄｇｄっぷりにまったく期待していなかったチームがここまで確変してくれたのはうれしい驚き。やっぱり勝ってくれるとおもしろいね。ワールドカップは「自分たちのサッカー」ではなく「勝つサッカー」をするところだと思うので、守備的だろうと面白くなかろうと、とにかく勝ってひとつでも多く試合ができればそれでいい。日本人ならどんな内容でもおらがチームが勝ちさえすれば喜べると思うんだけど、面白くないとかサッカーじゃないとか貶すだけで建設的な意見を出すわけでも提言するわけでもない単にdisってるだけの評論家はなんなんだろうね。辛口と言われるセルジオですら喜んでくれて、喜んだうえで次代に対する提言をしてくれてるのに。

自分たちはヘボいからまずは守備しようぜという現実路線への戦術変更がメンバー決定前にできていれば、より戦術にフィットする選手を招集して攻撃オプションも考えられたかもしれないのでもったいない、というか、どうにも行き詰まったあげくの泥縄戦術がたまたまうまく嵌っただけっぽい気もするんだけど、まあ結果オーライってことで。結局、DFWや点取り屋のDFというポリバレントな選手ｗによるワーワーサッカーが日本の進むべき道なんでしょうかね〜。

今後は予想外の好成績に奢ることなく、今の日本のサッカーにはなにが足りず今後どこを強化していくべきか、サッカー協会として今後の強化育成の基準となるべき指針を示し、チビッコから小中高の育成世代の指導者に「おまえらガキ共に最低限これだけは叩き込んで上にあげてこいよコノヤロウ」ってメソッドを用意してくれないかな。やっぱり正確なパスやクロス、足元に吸い付くようなトラップ、ここらへん欲しいよね。それには小さい頃から意識させて練習させておかないとさ。やっぱり若い子はワールドカップを見たあとは、がぜんサッカーやる気になってるわけで、1号は眠気と戦いながら試合を見て、次の日学校で友だちと語り合いつつ休み時間にサッカーやってるからね。単純でござるｗｗ

あとは代表に海外でのガチ試合を体験させたい。海外遠征も、日本のゴールデンタイム放映時間を踏まえてのマッチメイクだのはやめて欲しい。テレビという斜陽メディアや広告代理店に振り回される必要はないと思う。なのでひさびさのコパアメリカへのご招待はうれしい。

日本のサッカーが世界に通用するってことを一番信じてないのは、アジア予選すら突破できなかった世代である協会のお偉いさん連中なんじゃないかな。いま選手たちに必要なのは、日本の選手も世界に通用するという自信。今回のワールドカップの結果で「日本って実はやれるんじゃね？」って気持ちに選手もサポもなりかけてるわけで、お偉いさんたちにもそろそろ認識を改めてもらって、本気の、真の強化策を進めて貰いたい。