ゲキ×シネ「薔薇とサムライ」試写会

2011年6月25日公開のゲキ×シネ「薔薇とサムライ」の試写会に行ってきたよー。
ゲキ×シネは舞台演劇を映像化して映画館で上映しようぜってことなのですが、たくさんのカメラを駆使したバストショットやアップが多く、よくNHKとかでやってる舞台中継とはかなり違った印象の、臨場感や迫力がものすごくある、かなり映画ちっくな舞台映像になってます。

【ゲキ×シネとは?】

広い空間・大きなスクリーンで演劇の映像を楽しむ、新しいエンターテインメントです。
今までは主に家庭向けのメディア(VHSやDVD、テレビ放送など)にて配信がされていた演劇の映像ですが、ゲキ×シネではこの製作過程を根本から見直し、よりダイナミックに、よりライブ感を増した形に進化させました。実際には、映画製作と同レベルの工程を経て撮影・製作そして上映が行われています。
その作品を初めて観る人には分かりやすく、生で舞台を観た人には別の新しい楽しみ方ができる映像作りを目指しています。

今回のゲキ×シネ作品は劇団☆新感線の「薔薇とサムライ」。

時は17世紀、ヨーロッパのイベリア半島
天下の大泥棒・石川五右衛門(古田新太)は女海賊のアンヌ・ザ・トルネード(天海祐希)の
用心棒として、地中海で暴れ回っている。

ある日、アンヌが小国の王家継承者だと判明。
王亡き後の腐敗政治を聞いた彼女は、生粋の男気で女王就任を引き受ける。
最初の仕事は海賊の討伐。不本意ながら、アンヌの仲間を守っていた五右衛門と対立することに。
一連の出来事を不審に思った五右衛門は、アンヌを救い出すべく城に乗り込んだ。

そこで、五右衛門が見たものは……!?

五右衛門とアンヌ、ふたりの運命やいかに!!
http://www.bara-samu.com/UserPage/Detail/14

これ舞台のほうも見たのですが、ゲキ×シネだと顔がアップになるので表情までよく見えたり、舞台だと自分の見たい役者ばっかり見てるところを視点が誘導されて細かい芝居に気づいたり笑ったりと、舞台とは違ったおもしろさがあるわけです。高田聖子の極悪顔とかすごかった。役者さんの芝居の付け方って細かくて、すごいなあと。

今回18時半開演22時終演、途中15分の休憩あり。結構長いです。この作品はとにかく天海祐希さまを観てください。もう抱かれてもいいくらいカッコイイです!いついかなるときも全方面から隙なくカッコイイです。あまりにもカッコ良すぎて死にたいくらい。でもオレ!のキメポーズは全身ショットじゃないと〜。あそこ完璧にカッコイイのに!なにもかもが!!
そして、シャルル役の浦井健治のバカ王子っぷりが半端なかったです。彼については劇場では結構流してしまってたので(他に気になる役者さんがいるのでそっちに気を取られてるwじゅんとかww)ゲキ×シネで魅力確認でした。
神田沙也加は本当にチャーミング。顔の大きさも含めて舞台向きだと思うのでもっともっと実力つけてがんばって欲しいなあ。

ゲキ×シネで残念なのは最後カーテンコールで拍手ができないところかなあ。だいたい新感線の芝居だと最後は客席総立ちで踊ってますからねー。

テニミュや銀英伝ミュージカルもゲキ×シネ化して地方でもやってくんないかなあと思います。