岡村靖幸「Me-imiツアー」
とにかく熱狂、興奮。やっと落ち着いたのでいろいろ書いてみることにする。
- 会場に着く前から「なんかものすごく緊張してきた」ってこっちが緊張してどうすんだ。Zepp横のHMVが新譜「Me-imi」を流してくれてるので聞き耳を立てて予習にいそしむ。昔からそうだけど相変わらず福岡は男子ベイベー（今となってはおっさんベイベーか…）の割合が高い様子。
- パパとママは岡村ライブだけどチビッコはおばあちゃんと待っててね、という家庭風景が入場列の前方で展開され、ほんわか気分に。ああいうチビッコが第2世代として次代を担うはず。お互いがんばりましょう。入場のため整列させられた列はどんどん伸びている。
- 17時開場。ストラヴィンスキーの「火の鳥」が流れる中、センター前めへ。不死鳥のごとく蘇った岡村ちゃんを象徴している選曲か。Zeppは初めてなのだが、この空間を果たしてオーディエンスでいっぱいに埋められるのかと不安になる。前日の広島は2F席が空席だったらしいし。
- 18時開演、の予定が始まらない。昔のツアーでは1時間押しなんて当たり前だったので定時に開演しなくても余裕っすよ。後ろを振り向くと、おお、2F席までいっぱいじゃん！これで岡村ちゃんも機嫌良く登場してくれるのでは、とやや安心。焦れたみなさんが手拍子を始める。そして20分遅れでスタート。
- 1曲目「5!! モンキー」。音が出た途端観客絶叫。しかし声は聞こえど姿は見えぬ、焦らしプレイかよ。で、登場。先ほどを上まわる歓声、絶叫。うおー、みんな食いつきいいぜ！と感動するくらいノリがいい観客。いいぞー、福岡ベイベー。岡村ちゃんは思いのほか痩せてるし（締まってる？絞れてる？）、思いのほか声も出てたし、思いのほか踊りもキレキレでひと安心、ってどんなの想像してたんだ。ツアー中盤ってことで、ライブ勘も戻ってきてたのか。
- 熱狂の中、ステージの上の岡村ちゃんは少し照れたような、ちょっとにやけたような顔を一瞬見せる。これで今夜の勝利を確認したぜ福岡ベイベー、さあ行くぞ。
- あやふやながら「19」「聖書」「YOUNG OH! OH!」「Check out Love」「だいすき」等々初期の曲、「家庭教師」からも「（E）na」「カルアミルク」「あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう」」「ステップUP↑」は来た。「ハレンチ」も。
- そして思ったより「Me-imi」から試験に出ますた。予習不足でゴメンナサイ。
- 「Out of blue」が始まると、ああ祭りが終わるんだなーとしんみりしてくる。しかし最後のひと踏ん張り。メンバー退場するも、会場しばらく手拍子。今度いつ観れるかわからんけん！というみんなの気持ちがこもっているのだが、やはり岡村ちゃんは戻ってくることなく、終演。
黒いビキニで腕立て伏せの頃もよかったけど、ライブ終了後はふっくらさんもこれはこれでいいのかなーと豊かな気持ちで現状を受け止められるようになり、なにかが吹っ切れてしまったかのようだ。岡村ちゃんを語るときに「昔に比べて」と言われることが多いが、比べたところでどうにもならないしなあ。「今」がダメなら諦めて卒業すれば良いんだし。まあ自分は卒業がまた延びたようだけれども。
