八つ墓村

映画は、寅さん金田一に違和感を覚えつつも、冒頭の山崎努や鍾乳洞で追いかけてくる小川真由美やラストシーンのお侍さんたちがものすごく恐ろしかった訳だが、なんかテレビ版は画面が明るくっていけねえや。暗くて閉じてておどろおどろしいのが八つ墓村のイメージなのだが、まあ、若村真由美の背後はあの旦那様の姿がうっすら見えるようで、ある意味非常に怖かったけど。小日向文世の横溝先生は明らかに反則だが(似すぎ〜)、稲垣吾郎金田一は、やっぱりゴロちゃんでしかない感じ。今までの金田一って「茫洋」という人となりの役作りをしてこられてた印象があるのだが、ゴロちゃん金田一は割とせかせかして気ぜわしい風なのがちょっと違ってて、それもありかなーとは思う。
自分の前方に座って見ていた1号は、話が進んで行くにつれどんどん後ろに下がっていき、ラストではとうとう背後に回ってしまったほど怖かったらしい。やっぱり毒殺はグロいよねー。