小京都ミステリー「山口・湯田温泉」

バリソバ5人前!

というわけで行ってきた日帰り小旅行。まずは観光。http://www.city.yamaguchi.yamaguchi.jp/kanko/org/main_menu/top.htmlだと結構見所ありそう。残念ながら紅葉には1〜2週間早かった。ざんねん。

山口サビエル記念聖堂(礼拝堂に入る際に100円ご寄付)
大分のウマーなお菓子は「ざびえる」だが、こっちは濁らず「サビエル」。再建されてからは初めてなので外観のあっさり具合に、え〜これなの?とガックリしたのだが、礼拝堂に入ってびっくり。ものすごくモダンな形の十字架&前衛チックな図柄のステンドグラス、不思議な形のパイプオルガン、アンシンメトリーな内部の造りはまったく教会っぽくない。かといって荘厳な雰囲気はしっかりとあり、観光名所などではなく今なお信仰に支えられている現役さに満ちていた。あのステンドグラスの意匠は聖書から持ってきてるんだろうけど知識がないので詳しいところがわからなかった。今度はキリスト教徒と行きたいなあ。撮影できないのが残念だった。
瑠璃光寺五重塔(無料)
次は一転してお寺。無宗教な日本人ってすばらしいぜ。1442年建立ということで1467しい応仁の乱よりも前!1492見つけたコロンブスよりも前!!檜皮葺というと宮島の厳島神社の吹っ飛んだ屋根とおなじつくりらしい。非常に渋〜い感じ。
常栄寺雪舟庭(通常300円)
室町時代って禅な感じというかワビサビ感強いんだっけ?日本史選択じゃないからよくわかんないけど。本堂の手前に石庭、向こう側に雪舟庭。縁側に座って拝見。うーん、クールすぎてよくわかんないっす。本日は開山忌(←「かいざんき」と言われたのだがこの字なのかは不明)ということで拝観料300円の所を100円に負けて貰えたうえ、本堂で坊さんがいっぱい並んで読経する姿を見ることができた。岡野玲子の「ファンシイダンス」でもやってた、蛇腹状の経典をバラバラ〜っと上から下へ流し落として全巻読んでないのに読んだことにするってのをナマで見たよ。かっこいい!

昼食は、山口スレで紹介されていた春来軒の「バリソバ」を食べることに。パリパリ(=皿うどんのこと)のようでパリパリじゃないなんだか不思議な食べ物らしいと聞いていたが、やっぱり不思議な食べ物だった。5人前の大皿を頼んだら半端じゃない大皿&量に半笑い(画像参照)。麺はちゃんぽんみたいな太麺で揚げてあるのかな?でも油っこくはない感じ、それの上から豚肉・イカ・ネギ・キャベツ・椎茸・キクラゲ・かまぼこ・天ぷらの具の入ったパリパリみたいにあんかけ状ではなくスープっぽい状態でかかってる。パリパリ感を楽しむと言うより浸してふやかして食べるほうがいいみたい。スープはあっさりめで以外にどんどん食が進んだ。たぶんまた行っても食べると思う。1人前650円。大皿にするとお得になる。

午後はhttp://www.axis.or.jp/~yuda/の各所にある足湯をめぐってみた。料金無料。全部で5ヶ所あるのだが1ヶ所は駐車場なしということで回れなかった。

湯田温泉観光案内所前
足湯って意外に熱いよ!アチアチチチ!と足つっこんでみて驚いた。親切な案内所のご婦人方は「名前を付けて保存でいいの?」とPC関係でひどくお悩みの様子だったが、PC番長が3人もいたのにお手伝いできなくてすいません。駐車は3台(1台分は車椅子マークあり)
湯の町通り
最初10人以上で浸かっていたのだが酔いちくれのオヤジがやってきて絡みはじめたためみんな去り、自分たちだけ取り残された。今度はチビッコにも絡みはじめたのでキレて通報したらパトカー3台警官6人が迎えに来て連れて行ってくれたよ。おまわりさんありがとう。駐車はできた。まあパトが来て出せなくなったのだが。
湯の香通り
一番汚くて一番ぬるかった。中原中也記念館の近く。駐車不可。
サンフレッシュ山口敷地内
このサンフレッシュ山口なる施設の場所が非常にわかりにくくて道に迷ったのだが、一番高温で一番効能がありそうな雰囲気。駐車にはまず困らなさそう。ここだけは少し離れた場所にあるのだが、他の足湯は町中にあるので宿泊する予定のある人は宿を拠点にして歩いて廻るのがよさそう。

利用者は地元の人と旅行者半々くらい。でも駐車場ないと不便だなあ。どの観光施設も駐車無料だったので、足湯ごときで駐車料金払いたくないってのが本音なんだけど。もう少し足湯の数を増やしてくれると周りがいがあるのでは?
意外に楽しかった湯田温泉山口市内で850円しかお金使ってなくてすいません。貧乏旅行者にはありがたい町でした。鄙びてるふうに聞いていたけどそうでもない感じだし、秘宝館もなさそうだし(いい意味で)。今度は泊まりで行きたいなあ。出世して松田屋さんに泊まってみたいぜ。