新装「十二国記」シリーズと「魔性の子」読んだよ

また再発かよ!と思ったけど、よく考えたら講談社から新潮社に移籍しておりました。旧版も全巻揃えてるけどやっぱり買っちゃうよなあ。

  • 講談社X文庫版
  • 講談社文庫版
    • 表紙は5分で作った画像程度、まったくやる気がない
    • 挿画はありません
    • X文庫版で上下巻だった『風の海 迷宮の岸』だけは一巻にまとめた
    • X文庫版で開いてた漢字を閉じたらしいけど具体的にはどこかわからん程度
  • 新潮文庫
    • 表紙が山田章博の描き下ろし
    • 挿画が山田章博の描き下ろし
    • でも挿画の枚数は減ってます

ただし、新装版はフォントが大きい…。『魔性の子』→『月の影 影の海』の順で読むと、でかいよ!詰めろよ!と相当イラッときます。無理に分冊にしなくてもいいんだぞ!

月の影  影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)

月の影 影の海 (上) 十二国記 1 (新潮文庫)

月の影  影の海 (下) 十二国記 1 (新潮文庫)

月の影 影の海 (下) 十二国記 1 (新潮文庫)

当時は陽子のうじうじしたキャラクターが好きではなく、ほとんど読み返したことはなかった話ですが、今回読んでみると生真面目で当たり前なところを当たり前に悩んでるだけで、悪いキャラではないですね。各方面に真面目に取り組まなければならない状況の国ですし、国情と合っているのかも。それに比べて、当初から安定のアホ主従である尚隆&六太…。
挿画は描き下ろし、上巻の楽俊が超ネズミ、下巻ではちょいぽちゃ。巻頭の地図が少し精密になっております。とうとう十二国にもGoogleMapが導入されたか…。

魔性の子 十二国記 0 (新潮文庫)

魔性の子 十二国記 0 (新潮文庫)

頁内にみつしりと字の詰まった「昔の新潮文庫」風なフォント数で、正直なところ本編新装版もこのスタイルにして、上下巻だったものを一冊にまとめてくれればよかったのにと思いますが。
旧版に挿画はなかったので今回描き下ろしが初挿画、いい感じです。

次は2012年10月『風の海 迷宮の岸』で戴国です。